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一般的に思うことかもしれませんが、 医薬部外品の方が効くと思われている方が少なくないようです。
美白化粧品には、医薬部外品指定の成分が含まれているものと、そうではないものがあります。
医薬部外品とは、日本の薬事法に定められた医薬品と化粧品の中間的な分類で、予防効果や改善効果をもたらすもので、必ずしも医薬部外品の方が効果があるというものではありませんが、自分で選ぶ自信のない人には医薬部外品から選ぶのも一つの方法です。

「医薬部外品」は「化粧品」に比べて効果がある?

ふつうの化粧品と「薬用」と記載のある化粧品を比べたとき、気になるのはその効果の違いです。
「薬」という文字が入っているので効きそうなイメージがありますが、じつは、一概にそうとは言い切れません。

薬用化粧品と化粧品の大きな違いは、厚生労働省で定められた成分を決まった量を含んだ上で効果エビデンスが認められたかどうかです。

しかし医薬部外品は、過剰すぎず少なすぎない、一定の量を含有することで成分の有効性を謳っていることには代わりありません。

一番大切なことは、商品が「医薬部外品」なのか「化粧品」なのかではなく本人の肌に合っているのかどうかです。

「薬用」のラベルや他人の口コミの言葉だけに踊らされず、成分をしっかり自分の目で確認し、できればお肌で確かめて購入することが大切ですね。

そのためには、自分の肌の特性をよく知っておくことがより重要になります。年齢を重ねるにつれてお肌の状態も変化するので、自分のお肌の状態は定期的に確認しておきましょう。

オイリー肌だった人が、じつは乾燥肌になっていて、それまでと同じ化粧品を自分の肌に合っていないにも関わらずに使い続けたために肌荒れがおきたということは実際起こりうるのです。自分の肌をよく理解したうえで商品を選ぶようにしましょう。

引用元:ドクターシーラボ公式サイト

コラム:美白有効成分って何? どう効くの?

美白有効成分という表記を目にしたことはないでしょうか!?
これは、各メーカーが医薬部外品に配合する成分のうち、厚生労働省により「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」あるいはこれに類似した効能を表示することが認められた成分です。

安全性と有効性(効果)の観点から、配合する量が決められており、配合量を変更するためには新たな薬事申請が必要となります。

新たな成分の基礎研究から薬事許可の取得までにはおよそ10年程度の期間がかかると言われており、そのハードルの高さから、現在およそ20種の成分が認可されているにすぎません。

では、以下に厚生労働省が認可している効果的な美白成分をみていきましょう。

 

厚生労働省が認めている美白成分の種類

ビタミンC誘導体

リン酸型ビタミンCなど、ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもの。抗酸化作用もあり、アンチエイジングやニキビの炎症を抑えるのにも役立つ。

  • メラニン色素が生成される過程をブロックする。
  • メラニン色素を淡色化する「還元作用」をもつ
  • 抗酸化作用
  • 肌細胞を活性化させる

注意点

水溶性ビタミンC誘導体化粧品は、濃度が高くなるにつれて肌を乾燥させる作用があります。使用後は保湿を怠らないようにしましょう。
また、紫外線に当たることにより品質が大きく劣化するため、太陽光が当たらない冷暗所に保管しましょう。

アルブチン

もともとは苔桃から抽出された成分です。濃度が高いと肌に刺激になることがあります。原料的にはハイドロキノンに糖を結合させて作られます。そのためハイドロキノン誘導体といわれることがあります。

  • チロシナーゼ酵素をブロックする
  • β-アルブチンの10倍の美白力がある
  • ハイドロキノンの欠点を解消した成分

注意点

天然由来のアルブチンは合成で作られるαアルブチンよりも安全性が高い。化粧品トラブルを起こしやすい人は天然の植物由来のものがおすすめです。
またアルブチンは構造的にはハイドロキノンと糖が結合したハイドロキノン誘導体であり、そのためハイドロキノンと似たような作用を有します。以前に、刺激の強いハイドロキノンでかぶれが起こっている場合などはどの症状が出る場合があるので注意が必要です。

コウジ酸

みそや醤油などの、麹菌由来の成分。麹を扱う酒蔵で働く人の手が白くなることから注目されるようになった変わり種の美白成分です。

  • チロシナーゼの活性を抑制してメラニン合成を阻害する

注意点

一時期コウジ菌には発ガン性があると指摘されていましたが、その後の研究でそれらの安全性が確認されました。発がん性が指摘されていた動物実験における事例においては、高い用量(1~3%混餌投与)においての結果であり、医薬部外品の濃度で、さらに人の皮膚への作用においてはコウジ酸に対する危険性はないと結論づけられています。ただ、成分との相性も大きく影響されるので肌に合わないと思ったら使用を中止するようにしましょう。

エラグ酸

いちご由来の成分。果実に含まれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用をもつ成分です。

  • チロシナーゼという酸化酵素を阻害する
  • 強力な抗酸化作用がある

注意点

エラグ酸には高い美白効果がありますが、その反面、何らかのリスクが起こることを考慮して配合濃度への規制が存在し、化粧品メーカーは低濃度しか配合することができないようになっています。なので、市販で売られている限り特段心配をする必要はありません。

ルシノール

北欧のもみの木に含まれる成分をヒントにして作られた成分。ルシノールは商標名で、化学式は「4-n-ブチルレゾルシノール」

  • チロシナーゼのチロシン受容部を塞いでメラニン合成を阻止する
  • チロシナーゼ阻害効果が高い
  • 微量でも高い美白効果を得られる

注意点

ルシノールはハイドロキノンと似た構造をしているため、ハイドロキノンが肌に合わない場合には、ルシノールに対しても肌に合わないこともあるかもしれません。

リノール酸

サフラワー油などの植物油から抽出される不飽和脂肪酸で、体内で合成することができず、必ず食物から摂取しなければいけない必須脂肪酸。

  • 肝斑にも効果がある
  • 肌のターンオーバーをサポートする
  • 保湿効果も高い

注意点

リノール酸は生体内にも存在する脂肪酸で、安全性の高さは折り紙つきです。特に注意点がないという珍しい美白成分でもあります。

カモミラET

ハーブのカモミールに含まれる成分。抗炎症作用も併せもつ。多くの化粧品メーカーでは「カミツレエキス」「カモミラエキス」「カモミールエキス」などの名称で表記されます。ただし、大手化粧品メーカーの花王では「カモミラET」という名称を使用しています。

  • 「エンドセリン」の働きを阻害する
  • 優れた抗炎症作用がある

注意点

カモミラETの美白成分は安全性が高く、美白効果と抗炎症効果の優れた働きにより多くの化粧品成分として多用され、また、成分によってかぶれを起こしにくいため美容皮膚科やエステサロンでも多用されます。

トラネキサム酸

もともとは抗炎症剤として使われていたトラネキサム酸を、美白成分として開発したもの。

  • 抗プラスミン作用により消炎作用を示す
  • プロスタグランジンの発生を抑制する
  • 肝斑にも効果を発揮する
  • ニキビ跡の炎症後色素沈着によく効く

注意点

トラネキサム酸は内服薬としてシミ、肝斑、炎症後色素沈着、慢性皮膚炎、アレルギー症状などに対して用いられることがあります。
トラネキサム酸は副作用がほとんどない安全な成分だといわれますが、経口摂取した場合は血管内の血栓を溶解する働きを抑制する作用(血液が溶けにくくなる作用)があるため、慎重に用いる必要があります。

4MSK

慢性的なターンオーバーの不調に着目して研究開発された成分。4MSKとは、「4-メトキシサリチル酸カリウム」の略称です。

  • メラニン色素の生成を抑制する
  • メラニンの排出を促す

注意点

4MSKには副作用や注意点などの報告は今のところないようですが、必ずしも万人の方にアレルギーが出ないという保証はないので肌が弱い方やアレルギーがある方はパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。

マグノリグナン

植物に含まれる天然化合物をモデルにして作られた成分。天然化合物(ポリフェノール)の美白効果に着目して開発された成分です。フェノール性二量体という構造をもつ「マグノロール」という天然成分に着目して、マグノロールよりも安定化せさた成分が「マグノリグナン」です。

  • チロシナーゼの成熟を阻害する
  • 肝斑にも効果がある

注意点

マグノリグナンは、人の肌に対して安全に使用できるように開発された成分で、マグノリグナンによってかぶれ、肌荒れを起こしたりするケースはまれだと思います。

プラセンタエキス

豚の胎盤から抽出された成分。ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの有効成分を含み、若々しい透明感のある肌へと導いてくれて、今やアンチエイジングに欠かせないものとなっています。

  • チロシナーゼ酵素の働きを阻害する
  • 抗炎症作用がある
  • 豊富な栄養素が含まれる
  • 外用としての効果が一番高い

注意点

皮膚への塗布においては安全性は確認されています。また副作用などの報告も今のところされていないので、安全な成分であるといえます。

プラセンタに含まれる細胞増殖因子

プラセンタというのは哺乳類の胎盤、つまり生命を育む源が原料です。

タンパク質や脂質、糖質やビタミン、ミネラルといった生命を生み育てるために必要な栄養素がすべて含まれているのはもちろんのこと、頭にいれておきたいのは「成長因子(グロースファクター=GF)」が含まれている点が唯一無比なものだということです。

EGF(上皮細胞増殖因子)
表皮の充実、キメ整う、新陳代謝促進 皮膚・肺・角膜・気管上皮細胞の増殖

FGF(繊維芽細胞増殖因子)
真皮の充実、ニキビ跡の修復、ハリ、ツヤ、シワ、透明感 ヒト繊維芽細胞、血管内皮細胞増殖、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチン増殖

NGF(神経細胞増殖因子)
自律神経のバランスを整える 神経細胞(知覚・交感神経接細胞)の増殖更年期障害・うつ・物忘れ・老化等の防止

IGFインシュリン様成長因子)
関節痛の軽減・リウマチ等軟骨細胞・平滑筋細胞の増殖

HGF(肝細胞増殖因子)
肝臓病の改善肝実質細胞をはじめ、諸組織の増殖

免疫力を向上させる成長因子

CFS免疫担当細胞の顆粒球・マクロファージ等の幹細胞増殖)
IL-1(T細胞・B細胞・NK細胞等の増殖)
IL-2(ヘルパーT細胞・キラーT細胞・サプレッサーT細胞増殖)
IL-3(造血幹細胞増殖)
IL-4(B細胞の増殖及び抗体産生細胞への分化促進)

このように、プラセンタには精神安定から美肌まで幅広い効果があり、臨床試験でも各種成長因子の有効性が確認されています。

まとめ

上記で紹介した以外にもまだまだたくさんの美白成分があり、それらを配合したい美白化粧品も無数にあります。その中から自分の肌に合う、そして効果抜群の化粧品を選ぶにはどうすればよいでしょう!?

「それはズバリこれ!!!!!」っという明快な回答が欲しいところでしょうが、残念ながら肌で試しながら自分で探していくしか方法はありません。
なぜなら、人によって成分との相性があり、効果の出方がまったく違うからです。そのためどの成分が特に効果があって刺激が強い成分がどれなどは一概にいえないのです。
その他にも肌に合う・合わないが個人差で大きいこともあります。そのため自分の肌で試して確認していくしか方法がないのです。

ちなみに、美容皮膚科では、ビタミンC誘導体やカモミラETなどの抗炎症効果のある成分をよく使います。かぶれにくいことと、アンチエイジング効果も同時に期待できるためです。

特に夏と冬は女性にとってまさに峠。でも、秋にしっかりお手入れすれば、冬の峠なんて恐れることはありません。メラニンさんには冬眠してもらって、一年中輝く肌を作りましょう。美白ケアを始めた方からキレイに近づきますよ。